税理士・会計士の方へ — SBC の帳簿をレビューする
このページは、顧問先・スポット依頼のお客様から共有リンクを受け取った税理士・会計士の方に向けた案内です。一人社長が自分で帳簿を持つためのソフトですが、先生方の仕事をなくすことが目的ではありません。仕分け・照合・資料集めに費やす時間を減らし、判断に使える材料を揃えることを目指しています。
税務判断そのものはこのソフトの領分ではありません。用意するのは、判断の材料が揃った帳簿です。
共有リンクで受け取れるもの
お客様が発行する閲覧用リンクは、アカウント登録不要・読み取り専用です。URL を開くだけで以下が閲覧できます。
- 概況 — 事業年度、試算表・損益計算書・貸借対照表、申告状況、修正申告・更正の請求の記録
- ご確認事項 — お客様側で事前に文書化した論点(未決の判断事項・既知の限界・経緯の注記)が時系列で読めます
- 証憑ビューア — 仕訳・銀行取引に紐づく領収書・請求書・契約書の原本を、ダウンロードせずブラウザ内で開けます(PDF・画像)
- ご確認用資料一式(ZIP) — 試算表・損益計算書・貸借対照表・科目別内訳・総勘定元帳・固定資産台帳・減価償却の各 Excel、仕訳帳 CSV、当初申告(提出済)の電子データとシステム再計算(未提出・参考)、修正・更正の経緯、申告セッションに添付がある場合の受信通知
リンクには有効期限があり、お客様側でいつでも失効できます。閲覧範囲(証憑・資料一式の許可)もリンクごとに設定されます。
帳簿の信頼性をどう担保しているか
先生方が最初に気にされる点だと思いますので、仕組みをそのまま書きます。
- 訂正・削除履歴(追記専用) — 仕訳とその明細行の訂正・削除は、アプリケーションを経由せずデータベースの記録として全件残ります。変更前・変更後の全項目と連番つきで、あとから編集・削除できません。電子帳簿保存法の訂正削除履歴に対応する設計です。
- 由来(出所)の記録 — 各仕訳に、銀行明細から来たのか、証憑から起こしたのか、手入力かの系譜が残ります。
- 前提ルール — 計算検証とは別に、「課税仕入れの時期と根拠資料が整合しているか」「修繕費内の資本的支出疑い」「役員報酬の定期同額」「供用日と取得日の同一(証憑なし)」「敷金相当額の費用計上疑い」「役員貸借勘定の借方残(実質役員貸付金)」「請求書仕訳と銀行仕訳の同額二重計上疑い」などの前提チェックが常時走ります。結果は要確認事項として示し、税務判断を自動では確定しません。
- 消費税 — 税込経理を基礎に計算し、インボイスの端数処理は請求書単位で1回、経過措置(80%控除等)は付表上で区分表示します。
- 証憑カバレッジ — 概況に表示するカバレッジ%は「何らかの証憑・銀行の根拠に紐づく仕訳の割合」です。紐づけの質までは測っていません。
- 仕訳とその明細行の UPDATE / DELETE はデータベースのトリガーで全件記録します。
- 認定タイムスタンプ(TSA)は未統合です。改ざん検知はサーバー側の照合情報(SHA-256)によります。
- ご確認用資料一式の
TECHNICAL.txt に、提出時点の保存記録と SHA-256 照合情報を収録します。
既知の限界(先に申し上げます)
- 請求書と銀行引落しの二重計上は、同額(±30日・1万円以上)のペアを前提チェックが警告として検出します。ただし仕訳作成そのものを止める強制ブロックではありません。
- 消費税設定(原則/簡易・インボイス・経過措置)は、新しい課税期間について再確認されるまで申告前チェックに警告が出続け、確認した事実が日付つきで記録されます。設定内容の正否そのものを機械が判定するわけではありません。
未決の判断事項(帰属期間の論点など)は、お客様がご確認事項に事前に記録する運用を推奨しています。「発見される欠陥」より「文書化された限界」を先生方にお渡ししたい、というのが方針です。
想定している役割分担
| 作業 |
お客様側 |
先生 |
| 日々の記帳・銀行照合・証憑整理 |
◎ |
— |
| 帳簿の一次チェック(前提ルール) |
◎ 自動 |
結果の確認 |
| 科目・税区分の最終判断 |
材料の提示 |
◎ |
| 申告書の作成・提出・代理 |
下書きの生成 |
◎(税理士業務) |
| 税務調査対応 |
記録の提出 |
◎ |
ご質問・レビュー中に気づかれた点は、お客様経由でお寄せください。先生方からの指摘は、そのまま改善項目になります。
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