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豆知識
顧問税理士が引退する、あるいは小さな会社は受けないと言われた。帳簿は自分でつけているのに、決算と申告だけが宙に浮く——一人社長がそこで探すのが「法人税申告ソフト」です。このページでは、2026年10月時点で一人法人の選択肢になるものを、帳簿をどこに置くか・どこまで作れるか・何年使うといくらかの3点で比べます。各社の料金・仕様は変わるので、日付と出典を添えています。契約前に必ず公式サイトで確認してください。
情報提供であり、税務助言でも各社製品の推奨でもありません。 一人社長は当サイト(kensaurus合同会社)の製品です。その点を含めて読んでください。他社の記述はすべて各社の公式サイト・サポートページからの引用または要約で、確認できなかったものは「公開情報で確認できず」と書いています。
確認日: 2026年10月2日 / 出典: 末尾の「出典」にまとめています。
| 選択肢 | 帳簿の置き場所 | 料金(税込・年額。税抜表示の価格に10%を加算) | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| freee申告 | freee会計に置く(freee会計の契約が前提) | スタータープラン 32,780円 + freee会計 ひとり法人 39,336円(年払い) | freee会計で帳簿をつけていて、アプリの中から送信まで済ませたい会社 |
| 全力法人税 | どこでもよい。弥生・freee・MF・会計王・弥生オンラインのデータを取り込み | 初年度 23,980円、翌年度以降 11,000円。消費税は別に 4,180円。作成は無料で、印刷に支払いが必要 | 帳簿は今のソフトのまま、2年目以降の費用を抑えたい会社 |
| 国税庁 e-Taxソフト | どこでもよい。申告書の様式に沿って手で入力 | 公開情報で料金の記載を確認できず(ダウンロード版は Windows のみ) | 手入力をいとわず、様式に慣れている会社 |
| 税理士に依頼 | どこでもよい。判断と作成を任せる | 事務所ごとに異なる | 判断そのものを任せたい会社。ただし受けてもらえるかは事務所次第 |
| 一人社長 | 今の会計ソフトのまま。仕訳帳と期首残高を取り込む | いまは全機能無料(決済停止中)。有料化後の予定は申告パック 1事業年度 19,800円、最初の1期は無料 | 帳簿は移さずに、決算書・別表・送信ファイルまで自分で作り、顧問税理士に確認を頼みたい会社 |
税理士以外はどれも「申告書の作成を支援する道具」で、申告の判断と責任は会社に残ります。
2年目以降は、一人社長のほうが全力法人税より高くなります(有料化後の予定価格 19,800円 に対し、全力法人税は翌年度以降 11,000円)。いまは無料ですが、比べるときはこの点も含めてください。
なお、マネーフォワード クラウド会計と弥生会計は帳簿をつけるソフトで、法人税の別表は作りません(後述)。
freee申告は「freee会計ご利用者様向け法人税申告ソフト」です。スタータープランは年 29,800円、スタンダードプランは年 48,800円(いずれも税抜)。帳票は別表一から別表十六(八)まで約30種のほか、地方税の第六号・第二十号様式、勘定科目内訳明細書・法人事業概況説明書・適用額明細書を作れ、e-Tax・eLTAX へ「各申告書をそのまま一括送信」できます。別表四と別表五(一)の整合を確かめる検算機能もあります(2025年4月のリリース)。スタンダードプランには最大30時間分の税務調査サポートが附帯します。
注意点もあります。帳簿を freee会計に置いていることが前提で、弥生や会計王で帳簿をつけている会社は、帳簿を移すか二重に持つことになります。また、スタータープラン・スタンダードプランでは法人税の中間申告・修正申告に対応していません(同社サイトの比較表)。消費税の申告書は freee会計側で作ります。
全力法人税は、法人税・地方税の申告書と別表を作るソフトです。弥生会計・freee・マネーフォワード・会計王・弥生会計オンラインの会計データを取り込めます。別表1・2・4・5(1)(2)・7(1)・14(2)・15・16系、適用額明細書、概況書、内訳書、第6号・第20号様式に対応し、消費税(簡易・一般課税・2割特例)は別料金で作れます。電子申告は「全力電子申告」から送信でき、Windows専用です。
料金は初年度 21,800円、翌年度以降 10,000円、消費税 3,800円(いずれも税抜)。作成までは無料で、申告書をすべて印刷するには支払いが必要です。登録ユーザーは 36,000社以上(同社サイト、2026年6月時点)。
国税庁の e-Taxソフト(ダウンロード版) は、申告書の様式に沿った入力画面に必要事項を入力して申告書を作れます(贈与税を除く)。Mac では使えません。e-Taxソフト(WEB版) では法人の申告書を作れませんが、民間の会計ソフトで作った申告書データ(.xtx)を読み込んで送信できます。確定申告書等作成コーナーは個人向けで、法人税には使えません。地方税は eLTAX の PCdesk が無料で、法人住民税・事業税の申告はダウンロード版で行います。
マネーフォワード クラウド会計は「法人税の申告には対応しておりません」(同社FAQ)。決算書は出力でき、法人税の申告は外部の申告ソフトに引き継ぐ形です。ひとり法人プランは年払い 29,760円(税抜)で、消費税申告書の作成は利用できません。
弥生会計(デスクトップ版・Next)も別表は作りません。どちらも帳簿をつけるソフトなので、別表は別の申告ソフト(全力法人税・一人社長など)か税理士で作ることになります。
決算・申告の作成と判断を専門家と分担できます。費用は事務所ごとに異なり、公開された公式の相場統計は見つかりませんでした(日本税理士会連合会の実態調査は会員向け)。一人社長の規模だと「受けてもらえるか」自体が課題になることがあります。その場合も、申告書を自分で作ったうえでレビューだけを税理士に頼む形は残ります。
一人社長は、弥生会計・会計王・freee・マネーフォワードの仕訳帳と期首残高を取り込み、決算書、別表(別表一・別表四・別表五(一)など)、e-Tax 用の送信ファイル(.xtx)と eLTAX 用の XML を作ります。帳簿は今のソフトに置いたままです。
料金は現在すべて無料で、決済は停止しています。有料化する場合は事前にお知らせします(料金)。
作れます。全力法人税と一人社長は、どちらも弥生・会計王・freee・マネーフォワードのデータを取り込んで申告書を作れます。freee申告は freee会計の帳簿が前提です。
国税庁の e-Taxソフト(ダウンロード版)と全力電子申告は Windows 専用です。e-Taxソフト(WEB版)は、民間ソフトで作った .xtx を読み込んで送信できるため、一人社長で作った送信ファイルは Mac からでも送信できます。freee申告は Mac に対応しています。
道具が肩代わりするのは作成作業で、申告の判断と責任は会社に残ります。数字の最終確認や判断が難しい論点は税理士に相談してください。自分で作った申告書のレビューだけを頼む形もあります。
2026年10月2日時点で全機能を無料で使え、決済は停止しています。有料化する場合は事前にお知らせします。予定している料金は料金ページに記載しています。
2026年10月2日に各社の公式サイト・サポートページで確認した内容です。料金と仕様は変わるので、契約前に必ず公式サイトで確認してください。
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