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豆知識
立て替えた経費と役員報酬は、別の振込として残します。このページは「何を用意するか」から「どの画面でどの書類を作り、どうつなぐか」までの操作ガイドです。
「今月の領収書は揃ったのに、給与明細が何枚も出来て、振込が何本にも分かれてしまった」——それが以前の標準でした。いまの標準は 経費は合算 1 本、役員報酬は別 1 本 です。
新しい立替・出張は経費精算ウィザードで作り、最初の画面で 「支払はあとで合算」 を付けます(既定でオン)。月次締めの 合算支払 で未精算の申請書を 1 枚の支払明細書にまとめます。役員報酬は 次月分を作成 で別チェーンにします。銀行取引は、実際の振込が出てから人が紐付けます。
この書類は何か — 領収書から支払・振込までの「つなぎ方」の操作説明です。 なぜ読むか — 書類の種類を間違えると、金額チェックが偽の緑になったり、経費と給与が混ざったりします。 誰向けか — 一人社長が毎月 25 日前後に精算するとき。開発者は後半の「中で何が起きるか」と 開発者ガイド を併読してください。
| 言葉 | 平たい意味 | 画面での使い方 |
|---|---|---|
| 証憑 | 金額の根拠になる紙・PDF(領収書・適格請求書) | ウィザードに投げ込む |
| 経費精算書 | 「会社に返してほしい金額」の申請書 | チェーンの起点 |
| 出張報告書 | いつ・どこへ・何のために行ったかの記録。日当の根拠 | 宿泊出張のときだけ先に作る |
| 支払明細書 | 「いくら振り込むか」の支払記録 | 合算 1 枚、または役員報酬 1 枚 |
| 給与明細書 | 課税対象の報酬(役員報酬)の内訳 | 経費の実費弁償には使わない |
| 合算支払 | 複数の申請書を 1 回の振込にまとめる操作 | 月次締め / ドックの「合算して作成」 |
| チェーン | 書類同士の親子リンク(例: 出張 → 申請 → 支払) | 書類ビュー上部の処理の流れ |
| 整合性バー | つながった書類の金額が一致しているかの表示 | ドックの「金額整合 OK / 検証不可」 |
書類は「空のフォーム」からではなく、根拠ファイルから作ります。足りないものがあると、AI は読めません。人が後から埋めることになります。
| 作りたいもの | 必要なもの | なくても進めるが後で困るもの |
|---|---|---|
| 立替の経費精算書 | 領収書 / 適格請求書(日付・税込金額・取引先が読める PDF か画像) | 登録番号・税率内訳(仕入税額控除の根拠) |
| 出張報告 + 精算 | 上記 + 出発日・帰着日・目的。出張旅費規程(日当の表) | 宿泊先の記録(宿泊費レシートが無いとき) |
| 合算支払明細書 | 支払がまだ付いていない経費精算書が 1 件以上 | 実振込の銀行明細(後からでよい) |
| 役員報酬の給与・支払 | 前月の給与明細、または報酬スケジュール。社宅を引くなら 社宅規程 と評価証明書 | その月の社会保険告知書(無い月は「前月同額・翌月精算」と書いておく) |
| 棚卸(無人販売の在庫) | 仕入の適格請求書。台帳では 棚卸資産 に載せる | 消耗品のまま申請書に残すと、期末棚卸高に乗らない |
| 銀行とのつなぎ | 実際に出た出金行(会社口座の明細) | 手で作った偽の出金行。作らない |
取引先名・登録番号・取引日・税込金額・税率(10% / 8%)です。写真が暗い・切れていると金額がずれます。ウィザードは 1 ファイルあたり 15MB、1 回の作業で 最大 50 ファイル / 合計 50MB です。
経費の合算振込 と 役員報酬の振込 は分けます。実費弁償は給与所得ではありません。1 本の振込にまとめると、源泉・社保・社宅の計算が壊れます。
flowchart LR
subgraph perFolder [フォルダごと]
R[領収書 / 請求書] --> W[経費精算ウィザード]
W --> T[出張報告書]
T --> C[経費精算書]
end
subgraph rem1 [振込 1]
C --> P[支払明細書 合算]
P --> B1[銀行出金]
end
subgraph rem2 [振込 2]
S[給与明細書 役員] --> Pay[支払明細書 役員]
Pay --> B2[銀行出金]
end
経費側に給与明細書は作りません。役員報酬だけが給与明細書を持ちます。
flowchart TD
Q{何をしたい?} -->|新しい立替・出張の領収書がある| A[経路A ウィザード]
A --> G[経路G 合算支払]
Q -->|毎月の役員報酬| B[経路B 次月分]
Q -->|すでにある申請書に領収書だけ足す| C[経路C 証憑追加]
Q -->|売店などの仕入を棚卸に載せる| D[経路D 棚卸]
G --> E[経路E 銀行紐付け]
B --> E
入口: 立替精算 のウィザード、または書類ビューの「給与・支払明細を作成」近くから。
最初の画面(ステップ 0)で次を選びます。
| 項目 | 選ぶもの | 結果として作られる書類 |
|---|---|---|
| 出張精算 + 支払はあとで合算(既定) | 宿泊・日帰りの出張 | 出張報告書 → 経費精算書 |
| 立替精算 + 支払はあとで合算 | オフィス・接待など出張以外 | 経費精算書だけ |
| 経費のみ(会社払い) | 法人カードなど、返金しないもの | 経費精算書だけ(支払チェーンなし) |
| 合算を外す(旧方式) | フォルダごとに給与・支払まで作る | 4 点セット。月次では使わない |
宿泊を伴う出張は、出発日から帰着日までを暦日で数えます(例: 7/17〜7/22 は 6 日)。日帰りは 1 日です。この数え方は出張旅費規程の条文に書いてある必要があります。規程より多く払うときは、出張報告に 超過理由 を残します。
入口: 立替精算 の月次締め帯、または申請書を開いたドックの空いている支払スロットの 「合算して作成」。
支払明細書_合算精算_JPY合計 の形です。給与明細書は作りません。銀行の出金行も作りません。ウィザードが「支払はあとで合算」のときに出金行を勝手に作っていた時期がありましたが、いまは作りません。
入口: 前月の 給与明細書 または 支払明細書 を開き、処理の流れの下の 「次月分を作成」(役員報酬パック)。
社宅使用料は 役員社宅 の別表「賃貸料相当額計算書」が根拠です。小規模住宅の算式は所基通 36-41 です。評価証明書が無い月は、計算書に「評価額を代用している」と書いておきます。
すでにある経費精算書を開き、左レールの添付 / 会計処理ガイドの 「取込む」 から領収書を足します。AI 解析 → 確認 → 明細へ追加、の順です。
新しい給与・支払はできません。新しい精算が必要なら経路A です。
Amazon などの「売って減らす在庫」は、申請書の中では立替のまま返せます。ただし台帳では 棚卸資産 に載せます。消耗品のままにしておくと、期末棚卸高に入りません。
入口: 棚卸 の「経費から取込」、または品目の新規作成。再販用はクラスを 棚卸資産、飲み物・食品は補助区分を drink / food にします。
合算支払の合計は変えません。在庫だけ別の支払明細書を増やさないでください。
詳細: 棚卸資産台帳
支払明細書を作っただけでは、仕訳の「現金が出た」側はまだ空です。会社口座に 実際の出金 が見えてからつなぎます。
チップが薄い(未紐付け)のは不具合ではありません。振込内容を人が見て確定するステップです。
書類ビューのドックに ワークフロー整合性バー が出ます。
| 表示 | 意味 | すること |
|---|---|---|
| 金額整合 OK | 申請書の合計と、つながった書類・リンク金額が一致 | そのまま |
| 金額の差異 N 件 | どこかの JSON 経路だけ古い金額が残っている | 表を開いて「整合」 |
| 検証不可 | 申請書に合計金額が書いていない(検査していない) | 緑だと思わない。書類を保存し直す |
合算支払のリンクは、申請書ごとの金額 を持ちます。グループ合計を各リンクにコピーしません。給与明細を経費チェーンに挟むと、1 件の申請と合算合計を比べてしまい、偽の差異が出ます。
画面全体の赤バナー(パンくず直下)は別物です。仕訳・試算表・現金の申告前チェックです。整合性バー
書類を確定すると、中身から仕訳の下書きが付きます。借方合計と貸方合計は必ず一致します。一致しない仕訳は保存できません。
| 場面 | AI がすること | 人がすること |
|---|---|---|
| ウィザード解析 | 勘定科目・税区分の候補 | 接待・在庫・社宅などを直す |
| 仕訳アシスタント | 複式の下書き、借貸の表示 | 確定。貸借が赤いときは直す |
| 銀行消込 | 摘要から候補 | 1 クリック確定。誤紐付けは外す |
| アドバイザー | 根拠つきの説明 | 採用する / しない |
AI は下書きです。確定ボタンを押すまで帳簿は変わりません。出どころはチップで残ります。
| やりがち | 何が起きるか | 代わりに |
|---|---|---|
| フォルダごとに給与・支払まで作る | 振込が何本にも分かれ、給与明細が月に何枚もできる | 支払はあとで合算 → 合算支払 |
| 経費と役員報酬を 1 本の振込に | 源泉と実費が混ざる | 振込を 2 本 |
| 日当を「規程どおり」と書いて既定額を使う | 書類が嘘の根拠を主張する | 規程のキー(日帰り / 国内宿泊)を確認。超過なら理由を書く |
| 合算のあと在庫だけ別支払を作る | 合計が二重になる | 立替の中に残し、台帳だけ棚卸資産へ |
| 振込前に銀行行を手入力 | 消込候補が汚れ、後から消せないことがある | 実出金を待ってから紐付け |
| 検証不可を「整合 OK」と読む | 何も比べていない | 申請書に合計金額があるか見る |
公開仕様の入口:
実装の地図(リポジトリ内)は、フロントの各機能 README と docs/MONTHLY-SETTLEMENT-JOURNEY.md にあります。合算の辺は expense_to_payment だけです。経費チェーンに claims_to_salary / salary_to_payment を足さないでください。
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